UKI-UKI-WALKING

UKI-UKI-WALKING

 

なくて七癖 七草食って
アルタ辺りで 逢って歩いて

正月明けの 浮かれ気分は
ひっぱたかれて ひっくり返る

 

四十八癖 始終発揮して
大池周り ぐるぐるまわる

ほろ酔い醒めずの 浮かれ気分は
ぶん殴られて ぶっ飛んでった

 

浮かれて歩く
歩いて廻る
あてはあったけど
うつろに消えた

 

カモの群れには パンくず放って
恋の憂いに 出番がなくて

もうちょっと先々 見据えてみても
なんか冴えない 思い出みてる

 

コイの群れにも パンくず放って
カメの顔出す 出番はなくて

ゆるゆるの夢に 溺れてみても
なにも映えない 思いで見てる

 

浮つき歩く
歩いて廻る
当ては外れても
移ろいにすぎず

 

春はぼちぼち 歩いて来てる
冷たい風に 光が交じる

赤いシューズの 足取り軽く
新しいこと あれこれ浮かぶ

 

浮き浮き歩く
歩いて廻る
あてはなくっても
うつつは続く

 

 

 

詞 青琴野カズ

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