ミチシルベ

ミチシルベ

 

行くあてなんてなかった
ただここに立っていた
1ドルの夜景も何もない
この感じが好きだった

一歩でも踏み出せば
壊れてしまいそうな空気
コインの裏表見届けないまま
みちなき道を

 

悲しみなんてなかった
ただ涙がこぼれ落ちた
ちょっとだけ切ないくらいが
いい感じに思えてた

目をつぶっていれば
片付いてしまいそうな空気
粉々にぶち壊して
みちなき道を

 

踏み分けて 踏み分けて
この体 道標
なぎ倒し なぎ倒し
この感覚 ミチシルベ

 

温もりを飛び出したあの時
がむしゃらに呼吸を求め
ひたすらに愛を信じた
糞と紙一重の神秘の中

 

踏み分けて 踏み分けて
この体 道標
なぎ倒し なぎ倒し
この感覚 ミチシルベ

 

 

 

詞 青琴野カズ

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