無題(南のほうの知らないところから唯々救ってくれるイメージのうた)
南の風に乗っかって
綿毛になって浮かんでいる
暖かくてしょうがないよ
ふわふわの極み
無いものねだりを全部
許してくれるというんだ
それはそうだろうよ
何にもないもの
妙ちくりんな世界だな
気づいたところで俺は俺
頬をつねって覚めたところが
本当の居場所だなんて思うのだろうか
法を犯していたんだな
知らなかったな無知の罪
冷たいばかりのことばが
美しい歌となる
蓮の沼を越えたところ
公民館のすぐ近く
成り行き任せで住みついている
本当の居場所なのかなんて考えもしない
華やかな街に繰り出す
社会の恩恵に浮かんでいる
切なすぎてしょうがないよ
ふわふわの極み
経てきたさっきまでが全部
嘘っぱちでも俺は俺
見聞きしたものをかすかに記憶する
本当かどうかなんてどうでもいいんだ
唯々救ってくれる
わがままなイメージ
唯々救ってくれる
わがままなイメージ
ありがたいばかり
詞 青琴野カズ
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