ちんちんたらたら

ちんちんたらたら

 

梅雨明けだ 朝から夏本番
通い道 ちんたら歩く

ちんちんたらたら歩く
努めてちんたら歩く

 

熱帯夜 冷める間もなくて
焼けた道 たらたら歩く

ちんちんたらたら歩く
努めてちんたら歩く

 

やさしさ忘れた黒い道
焼き尽くせせめて嫌な記憶

ちんちんたらたら
ちんちんたらたら
ちんちんたらたら
ちんたらちんたら

 

弁当袋 左手に揺らす
未来への道 ぶらぶら揺らす

ゆらゆらぶらぶら揺らす
だらしもなく揺らす

 

日傘の影 一番デカくして
未来へと向かい ゆらゆら揺らす

ゆらゆらぶらぶら揺らす
だらしもなく揺らす

 

電信柱のしょぼい影
オアシスと銘打ち信号待ち

ちんちんたらたら
ちんちんたらたら
ちんちんたらたら
ちんたらちんたら

 

ちんちんたらたら歩く
努めてちんたら歩く

ちんちんたらたら歩く
ちんたらちんたら歩く

 

 

 

詞 青琴野カズ

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